臨床例
産後子供を抱っこした時にぎっくり腰になり、立つこと座ることが困難な状態が改善した37歳女性の症例
来院までの経緯
産後9ヶ月のAさんは、子供を抱っこした時に「グキッ」となって動けなくなり、
立つこと座ることが困難で、調べてこちらに来院された。
既往歴、その他
年中花粉症。腱鞘炎。
問診
現在お困りのことはなんですか?
ぎっくり腰になり、立ってたり座ってたり、荷物を持ち上げる時に辛い。
これまでにどんな対処を行ってきましたか?
ときどきマッサージ。整骨院。
考えられる原因はありますか?
育児での負担のかかる体勢。姿勢の悪さ。
どんな時に一番辛いですか?
座ってて立つ時など、動作を変える時が辛い。
どの体勢が楽になりますか?
横になっている時。
治療、経過と結果
初回
歩行を確認すると、体重をかける時に痛みが出る。
ナーボスコープで検査すると、仙骨周辺・下部胸椎・下部頸椎に反応がみられた。
今日は少し痛みもあるので、伏臥位で仙骨を軽めに調整して終了。
帰ってからアイシングするよう伝えた。
2回目
【3日後】
終ってからは大きな好転反応もなく、
「けっこう楽になった」と言われていた。
しかし、夜中に子供ぐずって抱き上げた時にまた少し腰にきたらしい。
今日は、前回同様に仙骨と中部胸椎も少しアジャストする。
3回目
【7日後】
腰は調子いい!!ほとんど気にならなくなってきた。
今日はレントゲンを持参されたので、状態の説明をする。
前回同様、仙骨と今日は下部胸椎、下部頸椎も軽めにアジャストする。
その後
それからAさんは、腰の痛みもまったく出なくなり、毎日かわいいお子さんと
公園や水族館など色んなところに出かけられ、子育てを楽しまれている。
ただSさんの脊柱は、全体的にS字カーブが失われ、腰仙部や頸椎で椎間板の狭小化もみれ、頸椎などは、後弯ぎみになってきていて、今までの生活習慣や長時間のデスクワークなどの影響が大きいと推測できた。
負担をかけすぎると、症状がまた再発する恐れもあるので、姿勢や体の使い方には気をつけるようアドバイスする。
現在も月に2回育児の負担をリセットする為にカイロのケアを受けに来られている。
患者さん感想
ぎっくり腰でかがむこともできず、痛みをなんとかしたいと思って伺いましたが、
1、2回施術していただいたら、痛みもすっかり無くなり、子供ともまた楽しく出かけられるようになりました。
また、通ううち姿勢も良くなって体調も良くなった感じです。
治療時間も長くないので、気軽に通えて先生も楽しい人なので、楽しんで通っています。
これからも宜しくお願いします。
※個人の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
院長コメント
育児中のぎっくり腰で、大変でしたが、元気になられて本当に良かったです。
レントゲンでも分かるとおり、負担のかかりやすい体ですので、これからも定期的な背骨のケア頑張ってやっていきましょう(^^)