臨床例
左おしりの痛みで眠ることもできなかった状態がカイロ施術で趣味のマラソンができるまでに回復した70歳男性の症例
来院までの経緯
定年退職後からマラソンを始められたNさん。
今までそれほど運動していたわけでもなかったが、マラソンにはまり色々な大会にもでられるようになっていた。
昨年もいくつかの大会に出ていたが、2月頃から走っていても左臀部の痛みを感じるようになってきていた。
それでも負けん気の強いNさんは、途中痛みが出ても少し休みながら根性でゴールまで走りきるということを繰り返されていた。
しかし昨年の暮れくらいには限界を迎え、走ることはもちろん、日常生活でも痛みが酷く、夜も痛みで眠れないようになった。
整形外科で痛み止めの薬、電気治療、マッサージ、リハビリなど行っていたが、いっこうに改善しない。
そんな時、情報誌で当院を知り、親身になってみてくれそうだと思い来院された。
既往歴、その他
アレルギー、花粉症。以前耳鳴りあった。胃・大腸のポリープとった。3年間から「つり症」で整形に通っている。
問診
現在お困りのことはなんですか?
左臀部の痛み。夜も痛みで眠れない。歩くのも痛いので走ることができずストレス。
これまでにどんな対処を行ってきましたか?
整形外科での痛み止めの薬、リハビリ、マッサージ、電気。
考えられる原因はありますか?
体がすごく固い、柔軟性がない。姿勢が悪い。趣味の関係で中腰姿勢が多いかも?!
どんな時に一番辛いですか?
一番は眠るのがツラい。痛みで目が覚める。座ってて立ち上げる時もくる。
どの体勢が楽になりますか
腰を丸めて座っているとマシ。
治療、経過と結果
初回
背骨を検査すると、側彎も少しみられ、全身がかなり緊張した状態。痛みをかばって使ってこられた様子。
左足に体重をかけると痛みが出る。シビレ・麻痺などの神経症状はなし。
腰をまっすぐにすると、おしりに痛みがでる。痛みの出ない側臥位になってもらい、今日は反応の出ていた仙骨を軽くアジャストする。
背骨全体的に可動性が少なく、腰椎カーブは減少、椎間板もかなり減少しているとみられた。
2回目
【3日後】
「終わって少し軽くなった」と言われていた。
日曜は歩いて江の島まで行ったら、少し痛くなったとのこと。
今日は起きてからツラい。
前回同様仙骨と、下部胸椎をアジャストする。
3回目
【6日後】
「寝てる時が楽になった!!上向きでも寝れている。」と話されていた。
朝起きて動き出すとき1Hくらい痛みが出るが、少しずつマシになっているとのこと。
仙骨、下部胸椎、下部頸椎をアジャストする。
来月にマラソンの大会にエントリーしていたが、体の状態から中止にすることにされた。
かなりがっかりされていたが、無理してこれ以上悪くなっても大変なので、
「良くなったらガンガン走って下さいね」と励ましておいた。
その後
しばらくは、朝の起きぬけに痛みが出ていたNさんだが、
少しずつ姿勢の意識もされていき、症状が出ることも減っていった。
ただ、Nさんは趣味で畑などされていて作業時にどうしても負担のかかる姿勢をとってしまい、痛みが出ることもあった。
それでも、意識の高いNさんは定期的にカイロのケアに来られていて、ストレッチや姿勢改善にも取り組まれ、3ヶ月が過ぎる頃にランニングを再開できるまでに回復された。
現在も月に2回のペースでカイロのケアを受けに来られ、マラソンの大会にも出場、趣味の畑も楽しまれている。
患者さん感想
最初に体全体のレントゲンを撮ってと言われ、その結果により自分の骨格の状況が良く分かった。
整形外科では腰の部分しか撮らず、電気を含めたマッサージ的なものが主体でしたが、もんでも治らない、むしろ帰る時には痛みが出たりしていたので
基本的に意味がないのではと思った。
こちらに伺い、痛みの出ない日が出てきて本当に効果(結果)が出てきたことや、
自分の姿勢を自分自身で直していくという気持ちを持てた事が何より大きな収穫です。
※個人の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
院長コメント
Nさん、マラソンも再開できるようになって本当に良かったですね。
畑作業もあまり頑張りすぎないように楽しまれて下さいね(^^)
今後も、さらに健康になれるよう頑張って定期的なケアを続けていきましょう。